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理事長 あいさつ

 

 

 7月になりました。本年は梅雨入りが例年より遅くなりましたが、期間中の総雨量は変わらず、一旦雨が降り出すと豪雨になるとの予報が出ています。
 5月に行われた政府の経済財政諮問会議において、高齢者の定義を5歳延ばすことが提言されたとのニュースがありました。
 ひと昔前、60歳を迎えると「還暦」ということで、赤い帽子とちゃんちゃんこを着、孫に囲まれて記念写真に収まるという節目の行事でしたが、多くの企業で65歳に定年が延び、60歳では悠々自適の隠居生活など全く考えられない時代となっています。
 健康寿命が延びている現在、75歳の後期高齢者についてもしかりで、今年その仲間入りをする私も「後期」という表現がすんなりと受け入れがたいと思っている一人です。
 長い人生設計において、一律に線引きをされることによる違和感をお持ちの方も多くおられると思います。心と体を若く保ち、+5歳の考え方で高齢者は65歳から、後期高齢者は80歳からにしては如何でしょうか?
 しかしながら、高齢者福祉施設の運営に携わっている立場として、そう簡単にハードルの高さを変えられそうにはありませんし、映画館や各種施設の高齢者割引や、シルバー世代向けの特典を享受されている方々にとっては、このままにしておいてほしいという意見が多いと思います。
 2022年に成人の年齢が20歳から18歳に引き下げられた制度改正に比べ、数倍の手間と時間を必要とすることが容易に想像され、「高齢者の定義5歳引き上げ」が単に提言に終わるのか注視していきたいと思います。
 新型コロナ対策は、昨年5月以降普通の感染症扱いになりましたが、時々入居者や職員にコロナ陽性者が発生することがあり、高齢者施設として慎重な対応を続けてまいります。
 ご家族、また、ご利用者の皆様には今しばらくご不便をお掛けしますが、ご理解いただきますようお願いします。

                            令和6年7月
                              理事長 山本喜代治






ロゴマークに込めた思い

令和4年4月1日に、法人設立65年を迎えるにあたり、65年の歴史と伝統、さらに100年の大計を目指す和寿園の姿を広く地域に発信するためにロゴマークを作成しました。

   ロゴマークに込めた思い

「TEAM CARE」を合言葉に和寿園が地域を支えていきたいという思いを西紀のイメージカラーである緑を使って表現しました。
右側の大きな木は、地域、住民やご利用者を表し、左の木は、法人をイメージしています。
木で表現したのは地域に根付くこと、成長し続けることををイメージしています。チームケアで利用者の満足を高め、和寿園が地域とともに発展していきたいという願いを込めています。

法人理念

ひとの心に寄り添い、
 地域の一員として福祉社会の発展に貢献します

経営方針

1 信頼の確保に努めます

・ご利用者一人ひとりの命と尊厳を守り、その意向に沿って自立を支援すると
 ともに、生きがいと安らぎのある生活を提供します。
・介護技術や接遇技術の向上に努め、最適な福祉サービスを実現します。
・関係法令の順守と経営情報の開示により、地域に開かれた法人経営を
 行います。

2 協働の推進を目指します

・専門職の誇りとチームワークを大切にし、持てる能力が遺憾なく発揮できる
 職場環境をつくります。
・コミュニケーションを密にし、活力と働きがいのある職場づくりに努めます。
・関係機関・団体、地域との結びつきを強め、相協力して地域の福祉力向上を
 目指します。

3 責任の明確化を図ります

・福祉の心を持った優れた人財を育て、和寿園だからできる福祉サービスを
 不断に追求します。
・健全かつ持続可能な経営のために、ガバナンスと財務規律の強化に努めます。
・地域の一員として、地域のための経営に徹し、公益事業や地域貢献活動に
 積極的に取り組みます。

職員行動指針

1 私たちは、人権とプライバシーを尊重し、利用者本位のサービスを
  提供します。
2 私たちは、専門職としての役割と責任を胸に、絶えず技術の向上に
  努めます。
3 私たちは、コミュニケーションを大切にし、最善のチームケアを進めます。
4 私たちは、常に笑顔を忘れず、活力と働きがいのある職場をつくります。
5 私たちは、和寿園の職員として、ルールを守り職務に誠実に取り組みます。